2013年12月20日金曜日

母と二人の台湾の旅

本日台湾から帰宅
母と2人の楽しい旅でした。

明治生まれの祖父が台湾総督府につとめていて
母は台北で生まれ基隆で育ちました。
母は昭和23年に台湾から強制引き揚げで日本に帰国
母の母は台湾で病気で亡くなり遺骨は爆撃で吹き飛ばされ
日本に着物を持って帰ってきたと聞いています。
引き揚げ時母は数えで15歳

元気なうちにもう一度台湾の住んでいた家のあたり、通っていた
基隆の双葉小学校に行ってみたいと言うのが今回の旅の始まりでした。
頼りは母の記憶だけ。

66年経っていたらどんなに変わっているか想像もつかない。
果たしてたどり着けるのか?
ただ場所を特定するにあたり台湾総督府の基隆の官舎が
壽町(日本統治時代の町の名前)にあったこと
運河沿いの路を一本入った所で解りやすく
小学校から行けば絶対にわかると母が言うので
行くだけ行ってみようということになり決行いたしました。

母は足が悪くもう長い距離は歩けないので
空港で荷物を預けてからは車椅子
羽田空港の方々台湾松山空港の方々には本当にお世話になり
スムーズに移動
特に台北の晶華ホテル(リージェント台北)の方々には色々ご配慮いただき感謝です。
基隆への案内はホテルに事情を話し、車を手配していただいたのですが
運転手の方も親身に下調べをしてくださり、ルートを決め効率良く
基隆の街を回ることができました。
街はビルが立ち並び記憶とはまったく違い母もキョロキョロ
車にWifiがついていたので、PCでグーグルの地図を開き母に確認しなから
住んでいた家の辺りまでスムーズに辿り着くことができました。
ここだわ!間違いないとニッコリ!


住んでいた家の前と思われる所でピース!

家のあった場所の周りを小雨が降っておりましたが車椅子で傘をさして散歩。
帰りは車で母が母とよく買い物に行った義重町(日本統治時代の町の名前)の
商店街を走り、帰りに台湾の老舗のお菓子屋さんを周り
母が母と食べた太陽餅を買ってお店の前でホテルの運転手さんと記念撮影


本当にお世話になりました。
ありがとう。
また、車椅子での外出の移動時、食事の時と細かな心遣いをしていただきました
ホテルスタッフの皆様、おかげさまでとてもいい思い出が出来ました。
心から感謝いたします。


3泊4日あっという間でした。
母は昭和7年生まれ81歳です。
母が本当に楽しかったね♪ありがとう。
歳だけどまた来れるかな〜と言っていたので
来年また来ようと話しながら朝食を頂きました。
母の母との思い出や幼い頃の話を色々聞いて、お買い物も楽しみ
心に残るとてもいい旅でした。

余り無理して動きまわらなければ車椅子でもまだまだ旅行にいけます。
出かけてホテルに戻って2〜3時間位お昼寝し
起きたらまた出かけるみたいな感じで
なるべく疲れないような時間配分で過ごしました。

私は母がお昼寝をしている間、近所の市場探索もしました。
市場報告はまた明日!



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