韓国の伝統茶
家族の健康を願って韓国で昔から家庭で飲まれてるお茶です。
韓国では、薬用植物の実や種子、根、茎などを利用したものまで含めて、
すべてお茶と呼んでいます。
「茶」という字は「草」と「人」と「木」でできていて
人間は草や木がなくては生きられず、自然の中で調和をなしてこそ、
一番幸せであるという意味なのだそうです。←韓国の方から聞きました。
山や野原に生えるさまざまな植物を原料とした韓国のお茶は
体調が良くないときに薬として飲むものもあれば水分補給として飲むお茶もあります。
いわゆる未病(はっきりとした病気ではないが、全くの健康でもない状態) の時に
大事にならないように家庭でケアする位置づけです。
韓国に行った際、お仕事でお世話になっている韓国の大学の先生方とご家族に
100年以上経っている民家を改造した韓国伝統茶カフェに連れていっていだだき
それ以来、韓国伝統茶のファンになりました。
韓国には多くの伝統茶カフェがあり昔から体に良いとされているお茶が楽しめます。
韓国茶でいちばん有名なのは、おそらく柚子茶でしょう。
柚子のスライスを蜂蜜に漬け込んで、それを湯に溶いて飲むものです。
伝統茶カフェではお菓子が一緒に出てきます。
米や小麦粉、木の実などを主な材料に、蜂蜜や水飴を加えて固めたり油で揚げて作る
韓国の伝統菓子や、お餅のお菓子です。
韓国の餅菓子は日本のもち米で作ったお餅とは違い、うるち米で作った蒸し餅やつき餅、焼き餅、茹で餅などです。
私が大好きなお茶はオミジャ(五味子)茶
オミジャ(五味子)茶- 乾燥させたチョウセンゴミシの果実を漬け込んで作るお茶です。
鮮やかな赤い色でほのかな甘みとさわやかな酸味があります。
甘味、酸味、苦味、辛味、塩味の5つの味を感じる事から五味子の名がついたそうです。
酸味があって、後味スッキリ、アセロラのような味です。
家でも簡単に作れます。
五味子は咳や痰 体力低下時 疲労感の改善に用いられる漢方薬で
小青竜湯、人参養栄湯等に配合されている生薬です。
チョウセンゴミシの実を乾燥させたのが「五味子」
韓国に行くことがありましたら是非お土産に購入してみてください。
南大門市場などで安く購入できます。
(デューティーフリーなどでパックを買うと高いです)
五味子茶の作り方
1リットルの五味子茶を作るには
50gの五味子の実をキレイに洗って
ミネラルウォーターを注ぎます。
待つこと一晩(綺麗な赤い色になります)
冷蔵庫に入れておいたら五味子茶のできあがりです。
コーヒーフィルターかザルでこします。
そのままだと結構酸味の強い苦みのある酸っぱい味です。
五味子の実そのものはかなり苦みがあります。実は食べません。
適量の砂糖やハチミツをお好みに合わせて加えます。
冷蔵庫で冷やすと、とても美味しいです。
これからの季節是非お試しください。
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