2014年4月5日土曜日

鴨長明?

今週末が見頃だったはずの桜の花も
突風と強い雨にいじめられ散り始めてしまいました。
花びらがはらはら散る姿が好きなのにな〜。

先ほどテレビを見ておりましたら

行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたる例(ためし)なし。
世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。 

という一文が出てまいりまして
ん?
方丈記?
鴨長明?

高校での記憶とは恐ろしいものです。
忘れていないもんですね。
昨日食べた夕ごはん思いだせない時もあるのに〜♪
あの頃は丸暗記
文字の意味などたどることなど全くなく
テストのために覚えましたこの一文ですが、
今はなるほどと。

河の流れは絶えることがなく、
しかも、一度流れた河の水というのは、決して元と同じ水ではない。
世の中にある人間と住まいというものも、
河の流れや泡の動きとまた同じようなものである。

という意味です。
この後の文章は記憶にまったく無く 
調べてみました←高校生か!

玉敷(たましき)の都のうちに、棟を並べ、甍(いらか)を争へる、
高き、賤しき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、
これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。
或いは去年(こぞ)焼けて、今年造れり。或いは大家(おほいえ)亡びて、
小家(こいえ)となる。住む人もこれに同じ。
所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中(うち)に、
わづかに一人二人なり。
朝(あした)に死に、夕べに生まるるならひ、ただ、水の泡にぞ似たりける。

でした。

宝石を敷き詰めたかのような美しい京の都に、多くの家が棟を並べて、
その瓦の高さを競い合っている。
身分の高いものの家、身分の低いものの家、
人間の住まいというのは、何世代を経ても消え去ることはないものだが、
これが本当かと尋ねてみれば、昔あったままの家というのは珍しいのだ。
ある家は、去年火事で焼けてしまい、今年建て直している。
ある家は、裕福な家柄の豪邸であった家が、貧しく小さな家になってしまっている。
そこに住んでいる人も同じだ。
家が建っている場所も変わらず、人間も多いのだけれど、
昔見たことがあるという人は、20~30人のうち、
わずかに1~2人くらいのものなのだ。
朝に誰かが死に、夕べに誰かが生まれるというのが、人の世の習い(無常)である。
こういった人の世のあり方は、ただ、浮かんでは消える水の泡にも似ているよ。

という現代語訳。

無常な世の中にただ絶望するのではなく、
その現実を受け容れながらも自分らしく
淡々と生きることの大切さを説いているのですね。

勉強はしておくものです。
深く、深く反省しております。
もっと自分らしさにこだわりガツガツ行っとけ〜!と
先人の方々が色々な書籍で残しているにもかかわらず
それはそれで深く受け止めることもなく過ごした20代
反省するのはやはり皆さん50も超えた頃からなのでしょうか?

最近昔影響された本や詩集を読み返す事が多くなりました。
新発見多いです〜。(笑)

今日はチョット冷えこみますね。
桜も今週で終わりかな。
息子様はこれから井の頭公園で夜桜見物らしく
今バタバタ着替えております(笑)

何人くらいでやるの〜?
30人位じゃないかな〜♪

いいですね〜。昔を思い出します♪
若さを感じますね。

もう野外での夜桜見物は出来ないな〜。
寒い
腰痛い
荷物多い
トイレ並ぶ
で友人たちと話が出ても公園はないな〜。
桜が見えるお店とか友人の家とか
ポンコツなので
とにかく座れる屋内でしかしなくなりました。(笑)

お花見予定の方、夜は寒いので厚着しておでかけくださいね〜。





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